0204 People In The Box@千葉LOOK

0204
「Family Record」リリースツアー
@千葉LIVE SPOT LOOK


夜行バスで東京へ。
珍しく寒さのせいか眠れずに、電車で爆睡してしまいました。もう歳か。歳なのか。

渋谷駅直結のはずのダイナーに15分ほどかかって到着し、ちひろさんと合流!
ダイナーはわりとご飯も美味しく種類も多くて、開放的な雰囲気でした。「音楽好き!」みたいな感じじゃない、普通のサラリーマンな人や近所のおばちゃんみたいな人までさまざま。45分千円コースもあるので手軽でいいのかもです。

デザート。ソフトクリームを皿に盛るという斬新さに笑… あとその時間のスペシャは「ナツカシ☆ビデオ」だったのでSPEEDとか流れてました。

そのあとユニオンへ。
musiquo musiqua
aquarifa
虚弱。
where is mind?
をゲット。

千葉LOOKのHPの地図が適当すぎて絶対辿りつかんだろって思ってたのですが運良く駅で拾っていただき、無事に到着。
190番はイコールキャパくらいの数字で、ほぼ後ろから2、3列目。ドラムは思ったより高い位置にありましたが天井が低く狭く感じました。




5分ほど押して開演。


朗読

1.東京
2.アメリ
3.ベルリン

4.水曜日
5.レテビーチ
6.火曜日
7.ストックホルム

8.マルタ
9.リマ
10.旧市街
11.月曜日

12.天使の胃袋
13.スルツェイ
14.完璧な庭
14.JFK空港

en①
1.新曲
2.新市街
3.どこでもないところ

en②
1.ヨーロッパ


朗読は、嵐に襲われた中の船の話。

『長い間天気予報のある地域から離れていたので、最初の一滴が甲板を打った時、誰もそんなことに巻き込まれると予想していなかった。』
『激しい雨は、右から、左から、上から、下から、僕たちを飲み込んでゆく。』
『そんなに汚れているのか、よし、とことん洗い流してやってくれ』
『僕が消えるのと、嵐が止むのと、どちらが早いだろう』
『たぶんその二つに大きな違いはない』

曖昧な記憶ですが、こんな感じです。


そして、東京、アメリカ、ベルリン、というアルバム通りの流れで、畳み掛け。
ベルリンの「レッドライト-グリーンライト」のコーラスがすごくすきなのです。「逆さに傘をさす」のところでは相変わらずの粘り声。

ちょっとしたMCをはさみ、水曜日、レテビーチ、火曜日、ストックホルム、の流れでは「逆さま」なのがずっと引っかかってて。水、火、月っていう流れおもしろいなあとか思ってたら本当にそうなって笑 意味はわかりませんが…

ストックホルム後にダイゴマンMCへ。
ツアーグッズの紹介とかしてたかな?後は福井さん、中野サンプラザの宣伝など。
「ツアーにいくと、僕たちすごく痩せるんですよ…僕はいいですけど、あとの二人は…ね。痩せた僕らをみにきてください。」「こっから近いよね?」「……」福井さん、適当なこと言っちゃいけません。
そしてダイゴマン。「全国で初めてPeopleのライブをみるひとをドン引きさせようと思いまーす!…この空気…嫌いじゃないよ!」「全力でぶっ殺しに行きますんで、よろしくどうぞー!」これすごくすきなんです。ピープルのライブには欠かせない!



徐に座ってシンバルでカウントを始めると用意できてなかった福井さんのミス。



客「えーっ」
福井「すいません僕がやりました」
波多野「今のは、だいちゃんが悪い」
ダイゴ「俺たちね、いつも見つめあってんのにねー!笑」
福井「…全力でぶっ殺しに行きます」

福井さんが言うとことさらどきっとするよね…!笑

天使の胃袋はすごく声の伸びがあってびっくり、前とまた全然違いました。荒れ狂う音の波から、スルツェイのあの切ないイントロへ。『まだまだ君は生きなさい』 ってところがもうどきどきしてたまんないです。

庭を挟んで、まさかのJFK空港…!
なんとなくファイナルまでやらないんじゃとか思ってましたが見事裏切られ笑

朗読は…まだ覚えてないんじゃないか…?
何回も同じところを繰り返したり途中で途切れたり噛んだり…演出!?それとも忘れたの!? って若干はらはら笑
『僕たちはまだ、この世界に生まれてはいない』
俯き、長い前髪を海藻の様にゆらゆら揺らしながら静かに、でも力強く言葉を紡ぐ。
繰り返されるベースラインと静かなドラムの音だけが鳴り響いている。
朗読が終わってからはギターを掻き鳴らし、下手のマイクに近づく波多野さん。コーラスを最大限までかけた声はライブハウス内にどんどんと広がり重なっていき、音が、まるで水のように空間を埋めていき、色付いて、息を呑む美しさでした。
『受け止めて、君』『見て、晴れた空から降ってくる』のあたりはもう呆然となっていて、曲が終わって一瞬の間、「ありがとう」という波多野さんの声、ようやく拍手… 圧巻。

もうアンコールなくてもいいやなんて思っちゃうくらいでしたが、長い拍手のあと、アンコール。

波多野「Family Recordは、ほんとうに作り出してから長くって、それこそ、なん年っていう。このアルバムは、命をかけて、作った。だから、全国を回って、この落とし前をつけにいきます。」


かっこいいこと言ってくれるねえ。


ダイゴ「この千葉LOOKには思い入れがあって、前のベーシストの中山くんが抜けて、ケンタが入って、初めてライブをやったのがここなんですよ。またここでこうやってライブができて嬉しいです。」

他には、千葉から来た人を聞いてましたが半分弱?彼は昔津田沼に住んでいたらしいです。そこのラーメン屋さんがおすすめだそうで。二曲のつもりだったけども、特別に新曲を。

『僕は僕に宛てた手紙を書いてついには交換されなくなった』
『その嘘は今日から君が生きる理由になった』
『愛しているよ 愛しているよ』
『嘘ばかりついてごめんね 嘘ばかりつかせてごめんね 息苦しい程真っ直ぐな目』
『誰も知らない 誰も知らない』

曖昧に覚えている歌詞。メロディはポップで、ピープルにしてはぶっとびのない曲でした。イメージは、ラブソングのようで甘くて可愛らしくて。

そこからの新市街、どこでもないところ。Family Recordの曲全部やっちゃうのか!!ってびっくり。新市街はとても好きだから聞けないと思ってたので余計嬉しかったり。ばん!
どこでもないところはほんとうにすごい。なんだか、一つの終わり、そしてまたここからがはじまり、という印象を強く持っていて締めに相応しい。ピープルの中では地味だけども、これがなければファミレコは中途半端なままだったろうなと。長い旅から帰ってきたあとの充足感、そしてまた新たな希望。どこでもないところへ。


もうお腹いっぱいでしたが、まさかのダブルアンコール。ヨーロッパはyoutubeに上がってる動画さながらの迫力。まくしたてるように言葉で世界を蹂躙する。鳴り響く音が、まるでそれを後押ししているようで飲み込まれる。胸騒ぎざわざわ。









ライブが終わったあと消化するのがものすごく下手で遅くて、いつもぼーっとして無言になってしまいます。ピープルだとなおさら…うまく表現できなくて。

全体の感想としては、波多野さん声変わった?と。リキッドでも感じたこと。うねるような声は力強くってすきなんだけど、あの透明感は残してほしくてもやもや。火曜日やマルタではマイクに効果つけてたみたいだけど、自分がピープルのライブに慣れてきたせいか、声の変化にちょっと抵抗があったり…
ギター弾き間違い、歌詞間違いは許容範囲で。今日は福井さんが走り気味でしたね。
初日ということで初披露のJFKや東京など完成度的に…というところもあったり。旧市街などもコーラスが惜しいなあなんて。
ベースのバランスやギターのシャカシャカ感も耳に着いたので、音響の問題かもしれません。ベースもちょい大きいかな…と。ただでさえ目立つラインなので。バランスが難しいところですが。



初日なのでファイナルまで三人がどれくらい剥けて来るか楽しみです笑



ファイル、ブックカバー、バッジ購入。フォロワーさんにいろいろあえたりして楽しかったです。ありがとうございました。すれ違うベビーカーでまた会おうぜ。